夏の保育園・幼稚園の外遊びの定番と言えばプール遊びですよね。画像のような子供のこんな素敵な笑顔が見れるプール遊び。でも、怖~い病気も隣り合わせ。この記事では、プール熱についてお伝えしたいと思います。
この記事の目次
プール熱とはどんな病気?
発熱、咽頭炎、結膜炎などが主な症状です。
基本的に夏に流行る急性のウィルス感染症ですが、冬になる場合もあります。
感染場所 | プール |
感染経路 | 飛沫感染・タオル共用 |
原因となるウィルスはアデノウィルスで51種類の血清型が存在します。
感染者の8割が5歳以下の幼児ですが、成人の感染もごく稀にあります。
プール熱の症状
潜伏期間
5~7日の潜伏期間があります。
症状
発熱。
高熱で熱性けいれんを引き起こすこともあります。
その他の症状としては、身体のだるさ、食欲不振、目の充血、頭痛などがあります。
診断と治療方法
診断方法
鼻水や唾液からウィルス抗原を検出します。
治療方法
特別な治療を用いることなく自然に治癒することがほとんどのようです。
ですが、幼児は高熱による脱水症状に陥ることもあるので小まめな水分補給を心掛けましょう。
目の充血等、目の症状がひどい場合は眼科を受診しましょう。
プール熱の出席停止期間
プール熱は、感染症で人にうつるため、プール熱と診断されてしまうと、幼稚園・保育園・小学校は休まないといけません。
熱が下がって、喉の痛みや目の症状が治まってから2日経過して、ドクターから登校許可が下りれば登園・登校できます。
傷病証明書
症状が治まって2日経過したら、お医者様に傷病証明書に登校許可日を記載してもらい園や学校に提出しましょう。
傷病証明書を園や学校に提出すると欠席にはなりません。忌引や学級閉鎖、学年閉鎖などと同じ扱いになり欠席日数にカウントされることはありませんので、安心して治療に専念して下さい。
回復後のプール
出席停止期間が終了して、園や学校に通い始めても2週間くらいはプールを控えましょう。
症状が治まっても2週間~1ヶ月くらいは目や排便からウィルスが排出されることもありますので、ご注意ください。
プール熱の予防法
予防策として、プール熱の感染者との接触を控えることが望ましいです。プールなどでタオルを共用して感染したという事もありますので、プールではタオルの共用をしない様に注意しましょう。プール熱が流行っているときは、いつも以上に手洗い、うがいを行いましょう。